《連載コラム》私は「がんばりすぎない育児」を推奨します。子育てアドバイザー上野里江

はじめまして。
「親子の時間研究所」でコラムを担当させて頂くことになりました、研究員の上野里江です。
30年間保育士として保育園、幼稚園、子ども園で3000人以上の親子と関わりその後3年間、発達支援センターで療育に携わり、子ども達への理解を深めてきました。
現在は保育・子育てアドバイザーとして、ことばの力で笑い合える子育てを!をモットーにコミュニケーション講座や子育て相談を行っています。プライベートでは、高校1年の長男中学2年の娘の母として、子育て奮闘中です。

 

育児を頑張っていたのに…

保育のプロ!子どもの発達の専門家と言われていた私。でも自分の子育ては思い通りにならないことの連続で、イライラしては子どもに八つ当たり、そして自己嫌悪…そんな時期がありました。
3人姉妹の長女として育った私は、小さい頃から親の望む「いい子」になろうと頑張る子でした。
今思うと子育てでも、ちゃんと育てなければ!保育士なのだから「いい母親」にならなくては…と、頑張っていたのだと思います。
毎日怖い顔をして怒ってばかりだった頃、3歳だった娘が保育園の担任の先生に言ったのが​「ママは、やまんば なの」ということば。鬼より怖い「やまんば」。

私はこんなに娘を愛しているのに…娘のためにがんばっているのに…
思いが伝わっていなかったこと、娘にツライ思いをさせていたことに大きなショックを受けました。

「頑張る育児」から「頑張りすぎない育児」に

それからの私は、「いい母親」になることより「機嫌のいい母親」になろう!と思うようになりました。
すぐにできなないことにもOKを出して笑ってみる、どうやったら一緒に楽しめるかな?これは面白いって言ってくれるかな?そんなことを考えてワクワクしていると、子どもたちも一緒にワクワクして笑い合うことが増えました。

 

『子育てはがんばるより一緒に楽しむほうが上手くいく』

何かをやらせようとしたり、教えようとしたりしてがんばるより、やりたい!面白そう!と楽しくなるしかけがあると子どもが自分からやる気になることを実感しました。

「親子の時間研究所」の楽しくやる気を育むシリーズは、子どもに身につけて欲しい生活習慣がお母さんと一緒に楽しんでいるうちに「自分でやってみたい」という気持ちを引き出し、身につくしかけがいっぱいです。まさに、私が考える子育てに大切なことをかたちにしているもの。
お母さんと一緒に笑い合いながら面白い!を共感しているうちに、子どものやる気スイッチが入ること間違いなしだと思います。

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子育てのゴールは子どもの自立

子育てに正解はないけれど、子育てのゴールは子どもの「自立」だと私は思います。
たくさんの子どもたちと関わってきてわかったのは、どんどん伸びていく子どもがもっているものは「自信」だということ。「できた!」という喜びを親子で分かち合う経験とたくさん褒められることで自信が自立へと繋がっていく、そう思います。

コラムでは、子育てにがんばっているお母さんが肩の力を抜いて子どもと笑い合えるヒントや、子どもが面白そう!やってみたい!という気持ちになるしかけ作りのポイントなど、親子の時間が楽しく豊かになるように、お伝えしていきたいと思っています。
おたのしみに!


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●プロフィール
保育・子育てアドバイザー
上野里江
HP:http://smiley-ai.com

保育士歴30年。保育園、幼稚園、子ども園で3000人以上の親子と関わり、その後3年間療育に携わる。
子どもに関わる大人を元気に笑顔に!をモットーに、コミュニケーション講座や相談を行なっている。

 

上野研究員のコラムはこちら

 

 

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