授乳あとの赤ちゃんの嘔吐。病院に相談したほうがいいケース解説

授乳やミルクのあとで赤ちゃんが嘔吐してしまうことがあります。
回数が多かったり、一度にたくさん吐くと「何かの病気?」と心配になりますよね。

多くの場合赤ちゃんの嘔吐は生理的な問題です。ですが中には病気の兆候であることもあります。

注意したほうがいい症状を解説しますので、適宜病院の指示を仰いでください。

嘔吐に伴って心配な症状

生理現象による赤ちゃんの嘔吐は、医学的には「溢乳」と言います。
これは飲んだミルクが口からあふれてくる状況です。赤ちゃんの胃腸は大人のように大きくカーブしているのではなく、まっすぐな管ようなものです。
そのため、寝かせたりげっぷをしたときにミルクがあふれてきやすいのです。どの赤ちゃんにもみられることなので、心配はいりません。

ですが次のような症状がみられる場合は、その他の原因が潜んでいるかもしれません。

血便が出ている

ノロウイルスやロタウイルスに感染しているかもしれません。
赤ちゃんの腸は腸管免疫という免疫機能が弱く、ウイルスによる攻撃で腸の壁が傷つきやすいのです。そのため直腸から出血し、血便が出てしまいます。

ノロウイルス感染の場合は水便や激しい嘔吐を伴うものなので、便の様子が普段と違うようなら充分注意してください。
病院に行けば検査キットがあるのですぐに診断してもらえます。

突然勢いよく噴水のように吐く

肥厚性幽門狭窄症という病気が疑われます。生後2、3か月の赤ちゃんによく見らる症状です。

幽門とは、胃と十二指腸のつなぎ目の部分のこと。この部分の組織が分厚くしこりのような状態になると、飲んだミルクをうまく腸に送ることが出来なくなり強烈な嘔吐につながります。

特に、
・吐しゃ物が茶色い
・吐くとミルクを欲しがるが、飲ませるとまた吐いてしまう

こんな場合に危険性があります。症状が重ければ手術の必要になるので、すぐ病院を受診してください。

顔色が悪い

重篤な感染症の疑いがあります。髄膜炎のような疾患の場合は吐きが止まらず、顔色がどんどん悪くなっていきます。

さらに発熱を伴って嘔吐する場合は危険です。脱水症状に陥ったりするケースもあります。

赤ちゃんがこのような状態のときは、できるだけ早く病院に行ってください。深夜でも救急診療をしている病院に相談したほうがいいでしょう。

溢乳、吐き戻しが止まらない時には

口からミルクがたらたらこぼれてくる状態や、げぽっと吐く程度なら生理現象なので心配することはありません。

ですが、毎日吐き戻しがあると心配になります。そのたびに服やシーツを洗わなくてはいけないのでお母さんも大変ですよね。
溢乳を防ぐにはどんな方法があるのでしょうか。
ミルクやお乳をのませた後、試してみてほしい方法を紹介します。

げっぷが出なくても、20分間背中をまっすぐにして抱っこ

吐き戻しが起こるのは、ミルクと一緒に飲み込んだ空気を吐くときにミルクも一緒に出てしまうからです。
そのため、ミルクや授乳の後はげっぷをさせなくてはいけないのはよく知られています。

同時に、なかなかげっぷが出なくて赤ちゃんがむずかって泣いたりすることも。困っているママも多いのではないでしょうか。
げっぷのさせ方は
・背中をたたく、さする
・体を少し傾けてから起こす

などの方法があります。しかし、首が座っていない間は慎重にならくてはいけません。
生後2、3か月の間は、げっぷが出来なくても授乳の後背中を起こして20分間抱っこしておくことをおすすめします。

お母さんはソファなどゆったり座れる場所で背中を預けて、自分の体に赤ちゃんの体を受け止める様に抱っこしましょう。
密着していると赤ちゃんも落ち着きますし、体がまっすぐになっているとミルクがすんなりと腸に落ちやすくなります。

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不安な時はすぐ病院へ。緊急性がなければ相談できる場所を確保

赤ちゃんの吐き戻しは割とよく見られるものです。しかし、中には深刻な病気が隠れている場合もあります。

ここで上げた以外にも、毎日何度も吐く、体重がなかなか増えないなどの状態が見られたら保健機関などに相談しましょう。
自治体の子育て相談センターや、NPOなどで相談ダイヤルを設置していることがあります。積極的に利用してください。

そこで受診を勧められたら、深夜でも構わず受診を。一刻を争う症状だったらとても心配ですから。
生まれてすぐはお母さんも子育てに慣れていないでしょうし、赤ちゃんにも何が起こるか分からないものです。
相談して不安が解消できればそれが一番ですよ。

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