おっぱいを長い時間離さない。これって大丈夫?

授乳中、いつまでもおっぱいを離さない、気が付くと1時間近くもおっぱいを飲んでいる?このようにおっぱいが大好きな赤ちゃんは少なくありません。でも、さすがに授乳が1時間もかかってしまうと、ママも大変だし母乳がちゃんと出てないのかなと心配になりますよね。

そこで今回は、授乳中赤ちゃんがいつまでもおっぱいを離してくれない原因と対策を紹介します。

おっぱいを離さない悩み(私の体験談)

〇授乳するといつも時間がかかってしまう。
一般的に、授乳時間は10~20分とされています。20分以上授乳にかかってしまうことが何度もありました。

〇寝たと思っておっぱいを離そうとすると、気が付いたようにまた飲み出す。
初めのころは添い乳をしていなかったので、さすがにおっぱいをあげるため長時間座っていると眠たくなることがある、腕も疲れる、体勢だってきつくなります。

〇無理に離そうとすると泣いてしまう。
あまりにも授乳時間が長いので、私が疲れ無理やり離そうとしたら大泣きして結局おっぱいを離せませんでした。

このように、授乳中赤ちゃんがおっぱいを離してくれなくて悩んでいるママは少なくありません。

おっぱいを離さない原因

1.ママと離れたくない。
赤ちゃんはママのおっぱいと抱っこが大好きです。授乳はまさに最高の心地で眠りにつける赤ちゃんにとって幸せの時間なのです。そんな大好きな時間をすぐに終わらせたくないと赤ちゃんは思うそうです。

ママのおっぱいを吸っていると安心するし、温かいし、気持ちがいいので、おっぱいを離してくれないのです。ただ吸っているだけの時間が長い赤ちゃんはおっぱいが大好きで安心したいだけです。

2.母乳の出が悪い。
母乳がなかなか出てこないと、赤ちゃんはいつまでたっても満足することができず、飲み続けようとします。
特に初めてのお子様の場合、母乳トラブルが多く、気が付くとおっぱいが詰まり乳腺炎になっていたなんてこともあります。

長女を出産し里帰りから帰ったばかりの時、おっぱいが出にくくなる、おっぱいが切れるトラブルがありました。

乳房にしこりがないか、自分でおっぱいを押してみてちゃんと母乳が出てくるか、乳腺に痛みはないか確認してみましょう。

3.赤ちゃんがおっぱいを飲むのが下手。
生まれて間もない赤ちゃんは、なかなか母乳を上手に飲むことができません。
吸う力も弱いし、出てきた母乳をこぼす、吐き戻してしまうことがあります。もし授乳後にガーゼやママの服が母乳で濡れている、吐き戻しがあった場合は上手に飲めていない可能性があります。

4.母乳の量が足りていない。
母乳が出る量は人によって個人差があります。
赤ちゃんがたくさん吸っていても、おっぱいのトラブルによりあまり量は出ていないこともあります。
なかなか出てこない母乳では満足できないため、長時間おっぱいから離れられないのです。生まれたばかりの頃は母乳を飲む前と飲んだ後で体重を測ってみて、増えた量で母乳の量を計算できましたが、退院後は赤ちゃん用の体重計は家にないので赤ちゃんがどれだけ母乳を飲んだか知ることができません。だからママはきちんと母乳が足りているのか不安になります。

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母乳不足かどうか見分けておっぱいを離さない原因を探ろう。

母乳不足の見分け方として、授乳の間隔が短い、いつも機嫌が悪い、おしっこの回数が少ない、体重が増えないなど4つがあげられます。しかし、必ずしも母乳不足のせいとは言えないものもあるので、すべてを気にする必要がありません。4つの中で気にしたいのはおしっこの回数と体重の増え方です。おしっこが1日6~8回出ている、体重が1日に15~30g増えていれば問題ありません。

体重計は小児科、区役所、市役所、大きなスーパーやベビー用品店などに置いています。

赤ちゃんにとって、おっぱいをずっと吸っていることは安心する精神安定剤です。おっぱいを吸っているから必ずしもお腹が空いているわけではなく、心地よい、甘えたいから吸っている場合もあります。

おっぱいをずっと吸っていても、体重がきちんと増えている、おしっこがある程度出ておむつがしっかり濡れているなどが確認でき、元気であれば問題がありません。

長女の場合は体重が順調に増えていたしおしっこも出ていました。後追いが人1倍ひどい子どもでしたので、なかなかおっぱいを離さなかったのはママと離れたくない気持ちが強かったのだと思います。

おっぱいを離さない赤ちゃんの対策(私が実際やった方法)

1.添い乳をマスターする。
寝ながら授乳ができるので、夜中の授乳や長時間おっぱいをくわえていたい赤ちゃんの授乳には最適です。赤ちゃんがなかなかおっぱいを離してくれない時は、添い乳をするのがオススメです。
ママの抱っこで授乳して眠りについた赤ちゃんは、布団に降ろされた時に覚醒し、またおっぱいを欲しがります。しかし添い乳をすれば赤ちゃんの体勢を変えることなく、そのまま乳首さえ離せば赤ちゃんが起きることなく寝かしつけができます。また添い乳でママの身体にぴったりくっついていることが安心感をもたらし、おっぱいを離した後も泣きにくいです。

2.散歩や外出をする。
ママと家の中で2人きりで、いつでもおっぱいがもらえる状況だと甘えたくなります。
後追いがはじまる前だと、ベビーカーに乗せて外を散歩するだけで赤ちゃんは機嫌よくいてくれます。長女と1日中家の中にいたら泣くばかりで、息が詰まりそうになりましたので市がやっているベビーマッサージなどのイベント、大型スーパーにママ友と出かけていました。

3.吸いたければ吸わせてあげてOK。
時間に余裕がある時や、ママの体調が良いときは赤ちゃんが満足いくまで吸わせてあげましょう。私は、日中は外で気分転換、夜はおっぱいを吸いたいだけだけ吸わせました。

○見分け方は飲んでいる時の様子と音。
赤ちゃんがおっぱいを飲む時は、あごの動きに注目しましょう。あごを大きくゆっくり動かしている時は、しっかり母乳が出ている時間でゴックンゴックンと勢いよく飲みます。しかしあごを小刻みに早く動かしている時は、ただ吸っているだけなのです。
母乳が足りていないというわけではありません。チュクチュクと吸ってはちょっと休み、離そうとするとまたチュクチュクと吸いだします。吸いたければ吸わせてあげて大丈夫だそうです。

4.タイミングを見極める。
おっぱいを飲んでいる赤ちゃんは、お腹いっぱいになってもついママのおっぱいをくわえていたいものです。
少しウトウトしても、おっぱいが離そうとするとパッと起きてまた吸い出すような赤ちゃんは、おっぱいを離すタイミングをしっかり見極めることが必要です。20分くらい母乳をあげて赤ちゃんがウトウトし始めた時に、赤ちゃんの頬を両側から押してください。そしてママの指を少し赤ちゃんの口に入れるようにして、乳首をスポッと抜くように離してみましょう。

早すぎたり赤ちゃんの吸うタイミングだったりすると、また飲みたいと泣き出しますが、満足しているならそのまま抱っこで寝てくれるそうです。慣れるとだんだんタイミングが分かってきます。

5.赤ちゃんが飲みやすいおっぱいにしてあげる。
自分でしこりがないか、痛みがある箇所はないか確認するとともに、母乳のマッサージをして詰まりをなくしましょう。また母乳の分泌と赤ちゃんの飲む量が定まっていない間はおっぱいが張りやすく、飲みにくいおっぱいになってしまいがちです。授乳する前に少ししぼって、柔らかいおっぱいにしてあげましょう。心配な場合は専門の母乳外来を受けることをオススメします。

産院や助産院で母乳外来をやっています。授乳トラブルがありましたら誰でも相談できます。長女の時、里帰り先の産院で2回、里帰りから戻ってきて住民票がある場所の産院で母乳外来を2回受診しました。

おっぱいを離さないことは、体重が順調に増えている、おしっこもいっぱいしているならばただ甘えや安心感で吸っているだけなので問題がありません。しかし、おっぱいのトラブルやおっぱいが出ていない場合もありますのでその場合は母乳外来を受診しましょう。

母乳外来とは何ですか?詳しく知りたい方は下記のサイトをご覧ください。私もこのサイトを初めて知ったことがありました。

母乳外来って

おっぱいのトラブル以外でも卒乳の相談やイライラするなど、育児相談にのってくれます。

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