絵本イヤイヤ!の時期の乗り越え方

絵本の読み聞かせは、想像力や語彙力を育み、親子の信頼関係、子どもの自己肯定感を培うことができると言われています。

我が家でも娘が生後3ヶ月頃から積極的に読み聞かせを行ってきました。

しかし、娘が1歳を過ぎた頃、絵本を奪おうとしたり、別のおもちゃで遊び出したりと、注意が散漫になる時期がありました。

今日は我が家の体験談をもとに、読み聞かせが難しくなった時の乗り越え方と、読むときに大切にしたいことについてお話ししたいと思います。

娘が読み聞かせを嫌がりだした

最初は反応を示す程度だった娘も、生後6ヶ月を過ぎた頃から何となく「好きな絵本」が出来てきて、読み聞かせは順調かと思っていました。

しかし、1歳を過ぎた頃、変化が起こりました。

読み聞かせの最中に本を奪い取って投げたり、乱暴にページをめくったり破いたりする様になってしまったのです。

「あんなに絵本の時間が好きだったのに…」、「読み聞かせの方法が悪かったのかな…」と落ち込みました。
集中力が続かず、読み聞かせを中断しておもちゃで遊んだりと、本離れする日も増えていきました。

親主導の読み聞かせから子ども目線の読み聞かせへ

親が読み進める本を奪い取り、ポンポンと投げ捨てていく娘。
あーあ、と心の中で嘆きながらも、娘を観察しながらあることに気づきました。それは、

「親のペースでの読み聞かせではなくて、自分のペースで絵本を楽しみたいのかな?」

ということでした。

自分なりに楽しみたいという要求の芽生えを、親が押さえつけていたのかもしれない。
そのことに気づいてからは、娘の絵本イヤイヤはむしろ成長の証であり、喜ばしいことなのかもしれないと、思うようになりました。

しかし、読み聞かせは続けたい…。そこで、読み方のスタイルを変えてみることにしました。
親はあくまでも娘のサポート役として、娘の気持ちを尊重し、読みたいように絵本を読む「子ども目線の読み聞かせ」をするようにしたのです。

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3つのポイントを踏まえて、子どもに任せてみよう!

子ども目線の読み聞かせをするために気をつけたポイントが3つあります。

1.読みたい絵本を自分で選んでもらう

何冊か絵本を持ってきて、娘の前に並べて自分で選んでもらうようにしました。
大好きな本でも、その日の気分によっては読まなかったり、いつも読まない本に手が伸びたり。
色んな感情を持ちながら読む本を選んでいるのだな、ということが分かりました。

出来ればまんべんなく色々な本に触れてもらいたいので、親がリードしてあげて読む本を決め、読み聞かせを行う日もありました。
娘の様子を見ながら、無理のないよう読み聞かせを進めました。

2.ページは好きなようにめくってもらう

1ページ目から読み進める時もあれば、気に入ったページはずっと眺めていたり、気になるページまで飛ばし読みしたり元のページに戻ったり。
読みたくなさそうな時は別の本にしてみたりと、子どものペースに任せて好きなように読み進めてもらいました。

その際は、本を噛みちぎって誤飲したり、紙で指などを怪我をしないよう、気をつけて見守るようにしました。

3.新しい絵本は、さりげなく紹介する

絵本が読み終わった時や区切りがついたタイミングで、新しい絵本をさりげなく読み聞かせするようにしました。

最初は慣れないので別の本に興味が行ってしまうことも多いですが、文章や挿絵に慣れてくると自ら手に取りお気に入りの一冊になることも。

すぐに気に入ってもらえなくても無理強いはせず、自然と選んで読んでもらうように任せていました。

親子でつかんだ、読む楽しさ

上記3点を心に留めながら、我が家の絵本読み聞かせを進めていきました。

すると、娘に変化が現れました。
自分の選んだ本をにこにこしながら最後まで聞けるようになり、少しずつ集中力がついてきたのです。

そして、絵本に書いてある言葉を自分で発語してみたり、身振り手振りも出来るようになってきました。
絵本を通じて学んだことを表現し、大きな成長を見せてくれました。

親の話す言葉をしっかりと理解し、絵本を通じて双方向のコミュニケーションがしっかり取れていると確信できた瞬間でした。

まとめ

もしお子さんが絵本への興味を示さなくなったり、読み聞かせを嫌がるようになってしまったら、それは親子での読み聞かせを振り返るチャンスかもしれません。

親が読み聞かせをリードしてあげていた時期を経て、自分の意思で本を選び、楽しむようになる。
そのように読み聞かせのスタイルが変化していくのは成長の証。

そして、親からの一方向ではなく、子どもを信頼し、委ね、親と子の双方向で楽しむこと。
これが、親子で絵本を読む醍醐味なのです。

我が家では、子ども目線での読み聞かせを行うことで、娘自身が自分の力で絵本の良さ、魅力を発見してくれたように感じています。

もし、絵本の読み聞かせで悩んでいるご家庭がありましたら、我が家の体験が少しでも参考になれば幸いです。

沢山の素晴らしい絵本との出会いを楽しみ、学べるよう、これからも親子で読み聞かせを楽しんでいきたいと思います。

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