つわりで入院!?~家族で乗り越えた妊娠初期~

多くの妊婦さんを苦しめるつわり。私は二人目妊娠時のつわりがひどく、重度妊娠悪阻での入院を経験することになりました。

今回は、その厳しい妊娠初期を家族で乗り越えた体験をご紹介します。

そもそもつわりって…?

つわりは妊娠初期に多くみられる不快な症状の総称で、時期的には妊娠5週~8週頃に始まり、妊娠12~16週頃までに落ち着くことが多いと言われます。内容は吐きづわり、においづわり、食べづわりなど人によって様々。現代の医学では有効な薬がないのが現状です。

飲まず食わずの寝たきり生活!?

私の場合、妊娠5週頃から胸焼けや胃のムカつき、倦怠感を感じるようになりました。

日ごとに食欲がなくなり、段々と食べられるものが減っていきました。同時にそれまで感じなかった日常生活のにおいも気になるように。
使っていたシャンプーのにおい、部屋のにおい、愛してやまないはずの長男や夫、さらには自分の体のにおいでさえも不快感を感じるように…。お風呂や歯磨きにも吐き気を覚え、横になっている以外の日常生活すべてが苦痛になっていきました。

嘔吐することはなかったものの、強烈な吐き気と食欲不振から何もする気が起きず、仕事も家事も育児もできず全て夫に任せ、寝たきりの状態が数日続きました。

その間、せめて水分だけはと夫がペットボトルのドリンクやゼリー飲料などをたくさん枕元に揃えてくれましたが、それすらもほとんど手をつけられませんでした。

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「重度妊娠悪阻」で入院

病院へ運ばれる直前の3日間、口にしていたものは市販のイオン飲料をわずかと、みかん2個のみでした。

仕事中の夫が私を心配し、実家の両親に連絡。急遽駆けつけた両親が「このままではいけない」と産婦人科へ搬送。

すぐに点滴が打たれ、尿検査をしたところケトン体の数値が高く、入院が決定。つわりによって飲食が十分にできなくなると脱水症状や飢餓状態となり、このケトン体という物質が過剰に生成されるそうです。私はケトン4+という高数値が出たことにより、重度妊娠悪阻と診断されました。

その後、一日3本の点滴治療を受けると少しずつ食欲不振や倦怠感がやわらぎ、次第に自力で水分や病院の食事が摂れるようになっていきました。

夫と長男、両親の支え

入院自体は一週間で、退院することができました。

しかしその時点で妊娠8週、まだまだつわりのピーク期です。病院では点滴を受け安静を保つことができましたが、自宅に帰ると再びつわりの症状に悩まされ、寝たきり生活に近い状態に…。

入院生活によって体力は落ち、体重は4kg減。食事と入浴がやっとで、外出もままなりませんでした。家事や長男のお世話をできる状況になく、帰省することに。一ヶ月ほど実家の家族のサポートを受けました。

私の入院から実家療養の期間、夫は一人で仕事と家事をしながら長男の保育園の送り迎えや自宅での食事、お風呂、寝かしつけ等のお世話をこなしてくれました。これって一人でこなすの、すごく大変なことです。また、夫が長男を私に会わせに連れてくると、長男は枕元でじっと私を眺めていました。長男は1歳半ながら、ママが大変なんだ、となんとなくわかってくれていたようです。甘えたい盛りにママが満足にかまってくれず、小さな彼なりに我慢をしていたことでしょう。

私が本当に寝ていることしかできない状態だったため、家族の理解と協力なしにこの壮絶な妊娠初期を乗り越えることはできませんでした。

最終的につわりは16週頃に収まり、食欲も元通りに回復しました。

ひとりで悩まないで

つわりは病気じゃないから、と頑張ってしまう妊婦さん、多いのではないでしょうか。

だけど、脱水症状や栄養不振に陥ってしまえば母体や赤ちゃんにも悪影響です。自分では状況の深刻さに気付けないことも。

私はお腹の赤ちゃんのためにも自分のためにも、あの時病院や実家に助けてもらって本当に良かったと思っています。

しんどいかも、と思ったら恥ずかしいとか迷惑かも…なんて思わず、病院や自治体の子育てサポート窓口に相談したり、家族を頼りましょう!

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