子どもが乱暴になるのは、なぜ?

小さな子どもとは言え、ボコボコと叩かれたり、暴れられたり、乱暴になると心配してしまいますよね。
親としても「このまま乱暴な子どもになってしまったら、どうしよう?」と不安になってしまいますよね。

それにしても、なぜ小さな子どもは乱暴になってしまうのでしょうか?

乱暴は「自分のことをわかってほしい」という気持ちの現れ


画像出典:PhotoACより

気に入らないことがあると、親を叩く、にらむ。場合によっては蹴ったり、乱暴なことを言ってきたりすることもあります。

この親を叩いたり、にらんだりする子どもの気持ちは「どうして自分の気持ちをわかってくれないの!」という訴えにあります。

そして、乱暴の裏には「本当はこうして欲しい!」という気持ちが隠れています。
ただ、それを伝える術(すべ)を小さすぎるから、持っていないだけ。

つまり、子どもは自分の意思をうまく伝えることが出来ないから、その代わりに「乱暴を働く」ことで、自分のもやもやを意思表示しているのです。

乱暴を働く以外の意思表示を理解できるようになると、叩いたりも減少します!

叩いたり、にらんだり、暴れたり。これは先にも触れたように「叩く以外の意思表所の方法がわからないから」です。

成長して乱暴を働く以外の意思表所の仕方を理解しはじめると、子どもの乱暴をするクセは減少していきます。

外で子どもが乱暴にならないようにするには?

家の中で乱暴になるのは、ある程度しょうがないとして、外で乱暴を働いてお友だちを傷つけたりするのは、親として本当に心配になってしまいますよね!

そうならないためにも家にいるときから、根気強く「乱暴なことはしてはダメ!」と具体的に、何をやってはダメかを伝えるようにしてください。

また「家では良いけどお外ではダメ!」という注意は二重規範(ダブルスタンダード)になってしまい、子どもを混乱させてしまうので、注意の仕方にも気をつけてくださいね。

乱暴をしながら、子どもは手加減や共感を覚えていく側面も!

友だちを叩いたり、暴言を吐いたり、乱暴なことをすることは決して良いことではありません。

しかし、子どもは乱暴なことや友だちと喧嘩をしたりしながら、少しずつ「手加減」や「共感」を覚えていきます。

もちろん、必要以上の暴力は決して良いことではありませんが、100%乱暴なことや喧嘩を予防することは出来ません。

仮に乱暴を働いたり、喧嘩をしてしまったり、したら「この機会に子どもは人間関係を学んでいる」という風に、ポジティブにとらえてみませんか?

[参考]『うちの子 乱暴?』|NHK すくすく子育て より

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