子どもの叱り方は「まず共感」

子育てをする上で「叱る」ということから避けては通れません。
でも、ママだって好んで叱りたいとは思っていませんよね。

出来るなら、叱らずに済ませたい……。
今回は子どもの叱り方について、お話したいと思います。

0歳児でも叱られていることはわかっている!

画像出典:PhotoACより

生まれたばかりの赤ちゃんは、大人の言葉を100%理解しているワケではありません。
でも0歳児ですらも、漠然とではありますが「叱られているんだ」ということは理解をしています。

頭ごなしの叱り方もある程度の効果はありますが、子どもにとっては「叱られているんだ」と親が思っているほど効果がありません。

実は叱るときにも褒めるときと同様に「共感」が必要なんです。

「注意」「罰」ではなく共感による叱り方

叱るときにも「共感が必要」と言われると「はぁ?」という気分になるかもしれませんが、親がガミガミしかったところで――特に小さなお子さんは理解できません。

漠然と「叱られているんだな」「これは悪いことなんだな」とは思いますが、どこかで反発心が残るし。頭ごなしの叱り方をしても、子どもの頭には入りません。

しかし、まず「これが楽しんだね」「これをやりたいんだね」と、子どもがやっていることに一度共感し。

「だけど、それは●●だからやっちゃだめだよ」と丁寧にダメな理由を伝えてあげることで、子どもは素直に叱られていること、叱られている理由を理解することができます。

そして、余裕があれば叱られるようなことをやっている子どもに対して、他のことで満足させる「代案」まで出せるようになるなら完璧です!

「共感 → 説明 → 代案」の3セットで叱ることができれば、パーフェクトな叱り方と言えるかもしれませんね。

大声で叱ることも1回だけなら大事!

子どもがケガや危険に巻き込まれそうになったときに、大声で叱ってしまうことは、決して悪いことではありません。

子どもにも大声によって親の「心配」という感情は伝わります。
今すぐ危ない状態で、共感なんてまどろっこしいことは当たり前ですが、できません!

でも、大声でしかるのは"1度"で十分です。
子どもは聞いていないようで、1度の感情的な大声で親の本気度は伝わります。

叱るのって、難しい。ましてや共感なんて……

「感情的に叱らない」って、言うほどカンタンなことではありません。
でも、大人だって感情的に叱られて、納得したり。理不尽に感じてしまったりするように、子どもも感情的に叱られても、それをすんなりと受け入れることは出来ません。

だからこそ大切なのが「まず共感する」ということです。

子どもがやることには意味があります。たとえ、それが親から見て「悪いこと」でも。だからこそ「まず共感」してから、それがダメな理由を伝えることで、子どもが叱られていることをやっと理解してくれるのです。

子どもの叱り方で悩んでいるママは「まず共感する」ことから、はじめてみませんか?

[情報出典]『子どもに伝わる叱り方』|NHK すくすく子育て より

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