プレゼンテーション成功の近道~構音障がいであった私の体験談~

私がプレゼンテーシを苦手としていた理由

1.構音障がいの影響

昔、構音障がいで何度も先生に音読のやり直しを皆の前でさせられ、言葉が変なことで冷やかしからかいを受けたので多くの人の前で話すことが苦手になりました。

構音障がいだった苦悩。自分の子どもにできること。

2.言葉で表現するのが苦手
あまり絵本や本を読むことに興味がなかったため、表現力や言葉が乏しく、思ったことを言葉に置きなおす作業が今でも面倒に感じます。言葉で伝える前に、実物などを見せた方が速いと思い言葉で伝えることを避ける傾向にあります。

3.人前で話すのが苦手
人が見ているというだけで、きちんとしなければいけない、失敗したらいけないと考えてしまい緊張してしまいます。そのため、人前で話すことに苦手意識を感じてしまいます。

4.時間配分が難しい
時間が決まっているならば時間内に言わなければということを意識してしまい焦りが生まれ、結局言いたいことが伝わりにくくなることがあります。

以上4つの理由で私はプレゼンテーションを避けてきました。こんな私がどうやってプレゼンテーションを克服したのでしょうか。

プレゼンテーションの克服方法

社会人になる、子育てをしていると役員会などでどうしてもプレゼンテーションをしなければいけない場面に遭遇します。そこで私は苦手なプレゼンテーションを4つの方法を使って克服しました。
1.話言葉原稿をつくる

プレゼンテーションをすることが決まったならば、話したいことをすべて始めから終わりまで話し言葉で原稿をつくります。

パワーポイントを使う場合は、スライド1枚1枚ごとに話言葉原稿をつくります。メモ帳にした場合が1番効果的でスライド1枚につきメモ帳1ページに話し言葉で原稿をつくります。

2.練習の基本は「声に出して読む」こと

スライドなどの発表資料が出来上がったら、まずは声に出して読み上げてみましょう。言いにくい部分があれば、とことん直します。本番を意識して、行うのがポイントです。パワーポイントを使う場合はスライドを操作しながら練習しましょう。時にはプレゼンテーションの時間が決まっているのでどのくらい時間がかかるのかを確認するために、時間も計っておきましょう。

3.録画してや録音して客観的にチェックする

特に効果的なのが、録画や録音して、自分の姿を客観的に見ること、客観的に聞くことです。表情や姿勢はどうか、早口になっていないか、聞き手のほうを見ずに手元の原稿ばかりを見ていないか、髪を触ったりポインターをくるくる回したりといった無駄な動きをしていないか、「えー、あー」「やはり」「結局」などの意味のない口癖が出ていないか、などのポイントを客観的にチェックします。スマホがあれば簡単に録画や録音ができます。見ては直し、また録画や録音を繰り返しましょう。

4.人前で話す前に何度も練習する

何度も練習するごとに原稿内容が自然と頭に入るので本番は顔をあげてプレゼンテーションをおこなうことができ、印象が良くなります。

パワーポイントの場合は何度も練習をしておくとスライドの内容を見ただけで自然と言葉が出てくるようになりました。

4つのポイントを、気をつけることでプレゼンテーションをすることを避けたい気持ちから、必要であればプレゼンテーションをやりますという気持ちに変化しました。

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私が実際やった大きなプレゼンテーション

今まで、大学、職場、幼稚園のPTAなどでプレゼンテーションをしなければいけなくなりプレゼンテーションをしました。プレゼンテーションを終えた後、最も達成感を感じたプレゼンテーションを紹介します。

1.卒業論文(研究)のプレゼンテーション

大学卒業前、研究内容のプレゼンテーション

ルール
パワーポイントをつかう、15分以内にお話しする

対策
スライド1枚1枚ごとに話し言葉でメモ帳に原稿をつくりました。
スライド1枚でお話しすることは、メモ帳1ページに書く、スライド2枚目にお話しすることはメモ帳2ページに書きました。

パワーポイントを使って何度も練習をしました。
パワーポイントを使って発表するのでパワーポイントの操作しながら、言いにくい部分がないか、早口にならないように何度も練習しました。

練習する時に時間をはかりました
15分以内と時間が決められていたので、聞き手にききやすい速度で話した場合きちんと時間内にお話しすることができるか知るために常に練習する時は時間をはかりました。

先生に見てもらう
プレゼンテーションに問題がないか先生に確認してもらいました。はじめはダメ出しが多く苦労しましたが回数を重ねるごとに質がいいプレゼンテーション内容になりました。

2.英語で15分のプレゼンテーション

結婚する前2カ月ニュージーランドを1人で旅をしたときにお世話になった家は、毎週火曜日にアジア系の人々が集まって楽しい集会をするイベントがありました。その家を離れる1日前が火曜日、英語でプレゼンテーションをすることになりました。正直、英語は苦手で単語や文法があまりわからなかったのですが、次のような対策で乗り切ることができました。

ルール
英語で話す。

対策
日本語で原稿をつくる
私の英語のレベルではいきなり英語で文章を書くことが難しかったので日本語で原稿を作りました。

英語で原稿をつくる
日本語の原稿が完成したら辞書や英語の参考書などを使って日本語を英語にする作業をしました。この日本語にはどんな英文がふさわしいか単語の意味や使い方を調べ、英文を完成させました。

在住日本人に添削してもらう
英語力に自信がなかったので、在住日本人に間違った表現がないか言いたいことが英文で伝わるか一緒に添削してもらいました。

話し方に強弱をつけました。
伝えたいところを強く言うなど話し方に強弱をつけました。話し方に強弱をつけることで聞き手は退屈しなくなります。

ジェスチャーを活用する
ジェスチャーや体全体を使って表現することで英語が上手でなくても聞き手には伝わります。

3.幼稚園のPTAのプレゼンテーション

幼稚園で役員をしたときに多くの保護者の前でプレゼンテーションをしなければいけないことがありました。プレゼンテーションをしたくない方が多く、誰かがやらなければ前に進めないと思い私がやることにしました。

ルール
特になし

いただいた原稿を何度も声に出して読みました。
本番、言葉をかまないように何度も原稿を声に出して読みました。何度も読んでいくうちに言葉をかむ回数が減っていきました。

録音して話す速度を見ました。
聞き手に聴きやすい速度か、早口になっていないかスマホに録音して確認しました。

プレゼンテーション成功の近道

プレゼンテーションはルールや場合、状況などでやり方が変わってきますが、準備や練習をしっかりしておけばお話が苦手な私でも質が良いプレゼンテーションができます。準備することが手間と思うかもしれませんが、プレゼンテーションを成功させるには準備をしっかりとしておくことが1番大切ではないかと私は思います。お話が上手でなくても伝えたいという気持ちをしっかりと持っていればプレゼンテーションの準備が手間になることはありません。伝えたい内容や事柄、ストーリーが明確であること、パワーポイントやジャスチャーなどで分かりやすいものを準備しておくことが大切です。

そこはしっかり固めたうえで、あとは、本番さながらのリハーサルを繰り返しましょう。いきなりうまくなる秘策や特効薬はありません。練習が1番の近道です。パソコンに向かって資料づくりに多くの時間を費やすのではなく、発表の練習にこそ時間を割いてください。練習をたくさんすれば自信が生まれます。

プレゼンテーションは苦手でやりたくないけど、しなければいけない時このコラムの内容を参考にしてみてください。きっと質の良いプレゼンテーションができますよ。

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