短時間で作れる日時計キットで時刻を読んでみよう。

日時計を作って太陽の動き、時刻、時計の学習をしてみませんか。

日時計の起源は今から約5000~6000年前エジプトで作られたと言われています。
忙しくて子どもの夏休みの課題はどうしようと考えている方、お子さんの為に短時間で日時計を作って作品として提出してみませんか?

DAISOで見つけた面白い工作キッド

休日DAISOをぶらぶらしていて日時計の工作キットを見つけました。
私自身日時計に興味があったのと、長女が時計のお勉強を苦手としていたので、日時計をきっかけに進んで楽しく時計の学習をしてほしいと思い、私は長女と一緒に日時計を工作キットで作って見ることにしました。

工作キッドのお値段はDAISOで買ったので税込み108円で買うことができました。

工作キッドの中身

○内容物
厚紙(四角)1枚、厚紙(丸)1枚、竹ひご1本

○用意するもの
定規、鉛筆、カッターナイフ(ハサミでもよい)、新聞紙(カッターナイフを使う場合の下敷き)、ペンや色鉛筆、木工用接着剤、セロハンテープ、方位磁石

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日時計の作り方

付属の解説書にも作り方が簡単に書いています。
1.緯度一覧表を見ながら自分のいる場所の緯度を確認します。

緯度の例
緯度25度未満・・与那国島24度

緯度25度から緯度30度・・那覇市26度

緯度30度以上緯度35未満・・鹿児島市31度、熊本市32.5度、福岡市33度、松山市33.5度、広島市と徳山市34度、大阪市34.5度

緯度35度以上緯度40度未満・・松江市、京都市、名古屋市、横浜市35度、金沢市と長野市36度、福島市37.5度、秋田市39.5度

緯度40度以上緯度45度未満・・青森市40.5度、札幌市43度、旭川市44度

緯度40度以上・・稚内市45度

詳細の緯度が知りたい場合はインターネットなどで調べてください。下記のサイトでも調べることができます。

住所から緯度経度を検索

2.1で調べた緯度の目盛りと角Aをそれぞれ鉛筆で結びます。

3.上の絵のように切り取り線に沿って土台を切り出します。

4.2で入れた線に沿ってカッターやハサミで切ります。
注意・・角度が変わらないようにできるだけ書き込んだ線からずれないように切ってください。

5.絵のように表と裏に時刻を書き入れ、好みに合わせて好きな絵をかきます。シンプルが好きな人は絵をかかなくても大丈夫です。

6.絵をかく場合は土台Bの方は印刷されている面に絵をかき、土台Aは印刷面の裏側に絵をかきます。絵をかかなくても大丈夫です。

7.点線の指示に従って山折り谷折りにします。

8.7の印刷面同士を接着剤で貼り合わせAをBに接着します。

9.円盤の中心の×にそって切り込みを入れ、竹ひごをさし木工用接着剤で固定します。その後、完全に乾いた円盤がついた竹ひごをイラストのようにセロハンテープで固定して完成です。
注意1・・正面から見て6が右側、12が真下に来るように接着します。
注意2・・円盤からそれぞれ4㎝前後離します。円盤と竹ひごはかならず垂直にしてください。

日時計の解説

〇日時計で時間がわかるのはなぜ?

日時計を使って時間がわかったのはなぜでしょうか、みなさんは考えたことがありますか?地球は1日同じスピードで回転しています。地球は西から東に回転しています。そのため地球上にいる私たちには、太陽は東から西に沈むように見えています。太陽が動くと影も動きます。太陽の動きにともなって影は西から東に同じスピードで動きます。この影の動きを利用したのが日時計です。

地球は1日1回転するので、太陽は1日1時間に15度(360度÷24時間)動いているように見えます。また、日時計も1時間で15度移動します。太陽と日時計の動きが一緒のため竹ひごの影の動きで時刻を知ることができます。

私たちが普段使っている時計の針が右回りになっているのは影の動きを利用したものです。

〇季節によって日時計の見る面が変わる。

地球は少し(23.4度)傾きながら太陽の周りをまわっているため、太陽の動きは1年間同じではなく、毎日少しずつ変っていきます。春分、夏至、秋分までは太陽は真東よりも北側から昇り、真西より北側に沈みます。そのため円盤に落ちる影は表にできます。反対に秋分、冬至、春分までは太陽が真東より南側から昇り、真西より南側に沈むので円盤におちる影は円盤の裏側にできます。

上記の絵は中学校3年生の理科の授業で出てきますので、日時計づくりをきっかけに頭に入れておくと理科の授業が少し楽しくなるかもしれません。

日時計を実際使ってみよう

〇日時計設置方法

方位磁石を使って北をさす方向を確認したら、竹ひごが北を向くように置きます。この時必ず水平な場所に日時計を置きましょう。

〇日時計の読み方

竹ひごが円盤に影を落としたところが現在の時刻です。
時刻を読み取る時に、先ほどお話ししたように、地球は傾きながら太陽の周りをまわっているので太陽の動き方が変ってきます。春分、夏至、秋分までは円盤の表側に影を落とした所の時刻、秋分、冬至、春分までは円盤の裏側に落とした影のところの時刻を確認しましょう。

 

長女も影が落ちている所を楽しそうにみて時刻を読んでいました。日時計づくりをきっかけに長女は今まで苦手にしていた時計の勉強に積極的に取り組むようになりました。

忙しい人への夏休みの工作課題

いつも夏休みの工作は何を作ろうか子どもより親の方が頭を抱えるのではないでしょうか。共働きなどで忙しくて工作に時間をかけたくない親子さんはDAISOに売っている日時計の工作キッドを使ってみてはいかがでしょうか。

日時計の組み立てだけ一緒にして、デザインは子どもにおまかせしても良いと思います。私も実際作ってみましたが30分から1時間で組み立てることができました。

さぁ皆さんこの工作キッドを使って日時計を作ってみませんか。

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