レジリエンスを鍛えよう!~へこんでも、落ち込んでも自分自身で立ち直ることが出来る力

School最近、本も出ている『レジリエンス』という言葉があります。

皆さんは、ご存知ですか?!

生きていれば、沢山嫌な事や辛い事悲しい事を経験しますよね!そうすると心はへこんだり、くじけてしまいます。そんな嫌な気分を正常な状態に戻す力が『レジリエンス』です。

また、予期せぬ事態に遭遇すると私たちは動揺し混乱したり、不安に襲われたりします。そんなとき力になってくれるのも『レジリエンス』です。

『レジリエンス』が高い子は、逆境を糧にして大きく飛躍のチャンスに変える事ができます。

『レジリエンス』は特別な力ではありません。誰にでも鍛え備えることが出来るのです。

今回は『レジリエンス』の関わり方について一部ご紹介します。


レジリエンスの大切な要素


表情 自信① 自尊感情=自分自身を価値ある者だと感じる感覚です。自分自身を好きだと感じること、自分を大切に思える気持ちのことです。

③ 楽観性=ポジティブ志向

④ 人間関係=心理的関係の上手な関わり

⑤ 自己効力感=ある状況において必要な行動をうまく遂行できるか

この5つが大切になってきます。


『レジリエンス』を育むかかわりかた


①自尊心を高めるステップ【強みをみつけよう】

全ての子どもには必ず、強みがあります。その強みを見つけ活用する方法を一緒に探しましょう。

強みを見つけて活用する子どもへの問いかけ

⒈最近、とてもわくわく楽しかったことは?

⒉今までとてもうまくいったこと、成功した事をはなしてみて。

⒊自分の好きなところは?

※質問するときの注意点。

お子さんの表情や声のトーン、話すスピードに注目。自分の強みが発揮できている時は、目の輝き、声のトーンが一段と高くなり、話すスピードも速くなります。お子さんとの会話の中で必ずその子の特徴で出来る強みのヒントが隠されていますので、見逃さないようにしてください。

①-2【強みをお手伝いで活用しましょう】

強みが見つけられた後、それを使った人は幸福感がさらに高まり継続するとされています。

お子さんの強みを活かした「お手伝いや家族の行事」に活用する方法を考えてみるのはいかがでしょうか?

①-3【強みをフィードバックしましょう】自分から話す

お子さんがお手伝いで発揮できた強みをべた褒めします。他者に自分の強みを認識されるのはそれだけで賞賛となり、自尊心を高める事ができます。

 

感情調節の方法を学ぼう【感情は抑制するのでなく「調節」する】

怒りや不安などのネガティブな感情が生まれた時に、我慢して抑制すると抑えきれなくなった時に爆発してしまします。

ストレスや緊張下でも穏やかで落ち着いた自分でいられるようにするのが、感情の調節です。ネガティブな感情が生まれた時はその原因を探りましょう。それだけで気持ちが落ち着くことがあります。

≪発生原因≫例表情

❒不安❒

●将来起きる出来事のネガティブな予測

●行先きが不透明な時

❒悲しみ❒

●自分にとって大切な何かを失った時

❒恐れ❒

●目の前の切迫した脅威にさらされた時

●身の危険や心理的な傷のリスクがある時

❒怒り❒

●自分の所有物や権利が奪われた時

●他者の反モラル的な行動

❒恥❒

●他者からの批判を受けた時

●ネガティブな評価で社会的立場を失った時

 

【感情の整理をしよう】

お子さんが悩んでる時や気持ちが高ぶっているいる時に感情の整理を手助けしてみましょう。

ステップ1 落ち着きを取り戻す本 ママ・女の子

お子さんの感情を穏やかにするために、お子さんに合ったリラックス方法を選びます。

❒呼吸・音楽・読書など色々試してみましょう。

【感情の整理をしよう】

ステップ2 名づけ(ラベリング)してみよう

見えない感情に名前をつけて「見える化」する事でお子さんの内面に残っているネガティブ感情を外に出す事ができます。

しかし、うまく表現できないお子さんも沢山います。その時は優しく問いかけて、お子さんの口から出てくる時は言葉を解釈してあげて下さい。「それは、つまり〇〇ってことかな?」といった具合です。

ネガティブ感情を解釈するときの言葉

□悲しい    □腹が立つ    □自信がない

□恥ずかしい  □ドキドキする  □疲れた

□怖い     □悔しい     □困った

□みじめ    □やる気がない  □さみしい

【感情の整理をしよう】ゲーム

ステップ3 共感

「そんな気持ちだったんだね」「一人で抱え込んで辛かったね」「やることが多くて大変だね」「話ししてくれてありがとう」と自分の気持ちを受け取ってもらえると、それだけで子どもはホッと、明るさを取り戻すきっかけがうまれます。

【楽観性を高める】泣く子ども

楽観性と悲観性を分けるのは解釈の違いです。悪い出来事が起きた時その原因を自分にどう説明するかに大きな違いがあります。

楽観的な人は失敗やトラブルがあってもその原因が自分だけにあると狭く考えず、広く物事を考えられるのです。

まず、『しょうがない』とそのときの自分の「感情」や「気持ち」を受け止めてあげましょう。

受け止められそうにない場合は、周りの大人が整理をしてあげながらお子さんが受け止められるようにサポートしていきましょう。

 

今回は、サラッと『レジリエンス』についてお話ししました。

我が子も、心が折れやすくネガティブ思考なため、たまに可哀そうと感じてしまいます、もし考え方や捉え方を変えられれば、より良いパワーが出て社会を生きやすくなるんではないかと思います。

 

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