献血をしてみませんか?献血は多く方の命を救います。

みなさんは献血をしたことがありますか?

献血とは、病気の治療や手術などで輸血を必要としている患者さんのために、健康な人が自らの血液を無償で提供するボランティアです。

自分の子どもが輸血が必要となった時、もし自分の血を輸血することで助かるならば輸血をしますか?

自分の血を抜くと聞いてこわいと感じる方もいるでしょう。しかし、献血は人々の命を救うためには重要です。
なぜ、献血は重要なのでしょうか。
献血にはどんな種類があるのか、献血はどのような流れで行われるのか、献血後はどうなるのか私の体験をもとにお話ししたいと思います。

献血が重要なのは

日本国内では、1日あたり約3,000人の患者さんが輸血を受けていると言われています。現在、輸血に使用する血液は、まだ人工的に造ることができないし、長期保存もできません。

また、患者さんによっては大量の輸血を必要とする場合があります。日本国内では、少子高齢化などの影響により、主に輸血を必要とする高齢者層が増加し、若い世代が減少しています。

少子高齢化が今後ますます進んでいくと、血液の安定供給に支障をきたす恐れがあります。今後も患者さんに血液を安定的に届けるためには、今まで以上に若い世代の献血へのご理解とご協力が必要です。

献血の種類

献血には、全血献血、成分献血があります。

1.全血献血
全血献血には400mL献血と200mL献血があり、血液中のすべての成分を献血していただく方法です。

人間の1人ひとりの血液は、たとえ血液型が同じでも微妙に違っています。このため、1人の患者さんに使われる輸血用血液製剤が、より少ない人数の献血によってまかなわれていればいるほど、輸血後の副作用(発熱、発疹など)発生の可能性が低くなります。

赤十字側は献血の条件を満たして入れば400mL献血をするようにすすめられます。残念ながら私は、小柄のため400mL献血をするのに条件を満たしていません。だから私は全血献血が200mL献血しかできないのです。

2.成分献血
成分献血には血小板成分献血と血しょう成分献血があり、成分採血装置を使用して血小板や血しょうといった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。ですから成分献血は身体への負担も軽く、多くの血しょうや血小板を献血していただける特徴があります。

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献血ができる条件

1.全血献血
○400ml献血
年齢:男性17歳~69歳・女性18歳~69歳
体重:男女とも50kg以上
1年に献血できる回数は、男性3回以内・女性2回以内献血の間隔
男性は12週間後・女性は16週間後の同じ曜日から献血できます。

○200ml献血
年齢:16歳~69歳の男女
体重:男性45kg以上・女性40kg以上
1年に献血できる回数は、男性6回以内・女性4回以内献血の間隔
男女とも4週間後の同じ曜日から献血できます。

2.成分献血
○血しょう成分献血
年齢:18歳~69歳の男女
体重:男性45kg以上・女性40kg以上
1年に献血できる回数は、血小板成分献血を2回分に換算して、血しょう成分献血と合計で24回以内献血の間隔
男女とも2週間後の同じ曜日から献血できます。

○血小板成分献血
年齢:男性18歳~69歳・女性18歳~54歳
体重:男性45kg以上・女性40kg以上
1年に献血できる回数は、血小板成分献血を2回分に換算して、血しょう成分献血と合計で24回以内献血の間隔
男女とも2週間後の同じ曜日から献血できます。

献血の流れ

1.献血の受付
ご本人の確認、献血の副作用やいただいた血液の利用目的などについて同意をいただいた上で、献血にお申し込みいただきます。なお、すでに献血経験のある方は受付の一部を省略できる場合があります。

2.質問への回答
献血される方の安全を守り、また、患者さんが安心して輸血を受けられるよう、献血いただく方の健康状態を伺うため、問診表の質問に回答します。

3.問診/血圧測定
ご回答いただいた内容に基づき、問診と血圧測定を行います。

4.ヘモグロビン濃度測定/血液型事前検査
ヘモグロビン濃度が採血基準を満たしているかどうかの測定や血液型の事前検査などを行います。成分献血の場合は、血小板数の測定も行います。

採血する際には、細菌などの混入がないように、採血針を刺す部分の皮膚を厳重に消毒しています。しかし、ヨード過敏症といわれる、ヨードによるアレルギー症状を起こされたことのある方は、消毒液を変更してくれますので必ず申し出るようにしましょう。

5.採血
採血ベッドに横になり採血を開始します。採血針を刺したとき、チクッと痛みを感じますが、すぐに痛みは和らぎます。万一、痛みが続く、指先まで響くような痛みがあれば、近くにいる看護師や医師らにお知らせするようにしましょう。

採血時間は、全血献血で10~15分程度、成分献血は採血量に応じて40~90分程度時間がかかります。

6.休憩
献血後には、休憩場所で十分に水分補給をし、少なくとも10分以上は休憩をしてください。また、トイレに行かれる場合も、あらかじめ十分に休んでいただくことを赤十字側からお願いされます。

7.献血カード(献血手帳)受け取り
献血カードをお渡ししますので受け取ってきっちり保管しておきましょう。次の献血の時に使用します。献血カードの裏面には次回献血が可能日など印字されています。

献血ができる場所

1.献血ルーム

すべての種類の献血をおこなっています。しかし、200ml献血の献血は輸血される側にも負担が多いのであまりおこないません。小柄の体けいの人は成分献血をすすめられます。成分献血は時間がかかるので、小柄の体形の方、成分献血をする予定の方は時間に余裕を持って献血に行きましょう。

2.献血バス

職場・学校・集会所など協力いただける場所へ、献血バスでうかがっています。全血献血のみ行っています。私みたいな小柄な体形の人は200ml献血しかできません。400ml献血の条件を満たしていれば強制的に400ml献血になることが多いです。

献血をするメリットとデメリット

1. 献血することによるメリット

○健康管理ができます。
検査項目を細かく指定できませんが、通常、病院で受ければ数万円前後かかることもある検査を無料で受けることができます。

○複数回献血クラブに入ると過去のデータも見られます。
継続して献血を希望する人向けに「複数回献血クラブ」というサービスがあります。

○肩コリに聞くという説もあります。
献血により肩コリが軽くなったと感じる人もいます。

血を抜いて体内の血が少なくなったことにより、心臓が血を生みだそうとして血行がよくなることからと考えられていますが、必ずしも誰もが効果をえられるということではありません。

○お菓子や記念品をもらえます。
ほとんどの献血ルームでは、待ち時間にお菓子やドリンクを自由に食べたり飲んだりできます。これは献血に来てくれた人にゆったりとリラックスして過ごしてほしいとの気持ちから用意されています。

また、ちょっとした健康グッズなどの記念品をもらえる場合もあるでしょう。

○美容サービスが受けられる献血ルームもあります。
献血ルームによっては、ハンドトリートメントやネイルアートのサービスが受けられるところがあります。

2 .献血することによるデメリット

○体調が悪くなる場合があります。
献血後、ごくまれに血圧低下により気分が悪くなる、針をさした部分に痛みやしびれが残る場合があります。

○当日の行動が制限されます。
献血後は、水分を補給して少なくとも10分以上は休憩をとる必要があります。また、乗り物を運転する場合は30分以上の休憩が必要です。

献血をした感想

私が実際行った献血は
献血バス・・・・200ml献血(3回)
ジュース1本とぬいぐるみをタダでもらいました。

献血ルーム・・・・成分献血(2回)
ジュース飲み放題、お菓子食べ放題でしたので、献血バスで献血をおこなうよりお得感がありました。

大学に入学して間もないころ、キャンパスに献血バスがきていて、献血スタッフに献血をお願いされ、一緒にいた人がやる予定でしたのではじめて献血をすることにしました。

献血がどんなものか分かっていなかった、献血後はどうなるか分からなくて献血トラックを見つけても今までは見て見ぬふりをしていました。

いざ献血をしてみると、思っていたより献血後体調が悪くならないことにびっくりでした。激しい運動を禁止される以外は普段通り生活ができました。

献血をすることでただでジュースを飲めるなどメリットもいっぱいありました。

献血、はじめてやる場合は多少不安になる場合がありますが、1度やってしまえば不安が解消されます。さぁ献血して多くの人の命を救いませんか。

 

献血についてくわしくはこちら

 

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