我が子を心から可愛いと思えない

8歳の息子と5歳の娘をもつ母親です。
出産前から現在までフルタイム勤務を続けています。

私の体験や、その時々で感じた事が皆さんの参考や励みになればと思います。

子どもは天使

この世に産声をあげたその瞬間から、理由なく、可愛く愛おしい我が子。
この手に抱きしめられる日を、いまかいまかと待ち続けた10ヶ月。
何とも言い表せない感情であったでしょう。

その気持ち、いつまでも、いつまでも忘れないでください。
そして、たまにで良いです。
その気持ち、思い返してみてください。

特に育児に行き詰まった時。
子どもにイライラしてしまった時。
子どもに「ママなんて嫌い!」と言われてしまった時。

思い出してみてください。

私の体験談

〜寝てくれない〜

長男を出産した時の体験談です。

安産でスンナリ産まれた長男。
初めてこの手で抱いた時の安堵と喜びと温もりは、今でも忘れません。
それと同時に親としての責任も感じました。

退院後は、住まいから15分程の実家に里帰りしました。
最初の一週間程は良かったのですが、二週間目辺りから、夜、全く寝てくれなくなりました。
毎回決まって、20時に泣き始め明け方4時まで泣き続ける日々。
空腹か? オムツか? と、思い当たる事はやり尽くしても泣き止まず、仕方ないので、私は毎日抱っこしながら新聞配達のバイク音を聞いていました。

 

〜自宅に戻る〜

そんな状況の中、一ヶ月健診も終えたところで自宅に戻りました。

私の性格が災いし、人に甘える事も無く、育児もこなしながら、出産前と同レベルに掃除、洗濯、炊事を
【やらなければいけない】
と思い込んでしまいました。

夜は寝付きの悪い子どもをあやし、やっと寝れたと思えば授乳で起こされる。
昼間は子どもの寝ている間に家事全般をこなす。
そんな日々。

この時は必死だったので何も感じませんでしたが、今思えばよく頑張ってたなと我ながら驚きます。

 

〜仕事復帰〜

寝てくれない我が子も、徐々に落ち着き始め、夜も寝てくれるようになりました。

1歳半。
無事、保育園の入園も決まり、いよいよ仕事復帰。

正直、育児休暇中より、仕事の方がラクでした。
言葉の通じる「人」と対等に話ができ、食事もゆっくり食べれる。
自分だけの時間がそこにはありました。

〜可愛いと言わされていた〜

仕事を復帰した事で、自分の時間を確保する事はできましたが、自宅では相も変わらず時間との闘いの日々。
子どもの成長は嬉しくもありましたが、のんびり『あぁ、かわいい』なんて、しみじみと感じる事はありませんでした。

むしろ、友達や両家の親から、
「子どもって可愛いでしょ〜?」
と聞かれると、
『あっ、そうだ、可愛いんだ!』
と思い出す感じでした。

正直、自ら『あぁ〜、可愛い』なんて思った事は、長男が3歳くらいまで、ありませんでした。
それだけ、毎日、必死だったのだと思います。

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誰にも言ってはいけないと思っていた

こんな感情のまま月日は流れ、育児も落ち着き、仕事にも慣れ始めた頃、フとした瞬間に
『なんてかわいいのだろう』
と、自然に思う事が出来るようになっていました。

私の体験談なので、「そんな事はない!」「なんて酷い親!」と感じる方も多いと思います。
ほんの一握りでも、同じ感情を抱いている方がいたら、

それは、あなただけではないよ!

という事を知ってもらいたく、投稿しました。

何かにくじけそうになった時。
育児に疲れてしまった時。
泣きたい時。

身内や友達には相談できそうもない場合は、自治体のサポートセンターや保育園などの園庭開放などに参加してみてください。
そこには何でも聞いてくれる人が必ずいます。
答えを見つけるのではなく、気持ちを吐き出す事が大切です。

私は自分の本音を誰にも言えず、爆発寸前で、なんとか理性を保っていたように思います。
手がかかる時期は、人生の中で本当にわずかな時間です。
必死すぎて、そんな事まで頭が回らない事も事実。

しかし、思いつめず、1日も早く、
子どもって本当にかわいい!!
育児って大変だけど、楽しい!!
と、心から思える日が来る事を祈っています。

ちなみに・・・

なかなか寝てくれなかった長男も今では小学校2年生。
布団に入れば30秒で寝てしまう大物に成長しました。

あの時が嘘みたいな、ホントの話です。

皆さんも笑って話せる日が必ず来ますよ。

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