幼児への交通ルールの教え方

子どもが歩き始め、ファーストシューズを買って外のお散歩に挑戦!
と、同時に、親は大切な我が子が交通事故に遭わないように見守る、ハラハラヒヤヒヤの日々のスタートです。

「急に道路に飛び出しちゃダメ」
「お外を歩く時は必ずママと手を繋いでね」
「今、信号は赤だから止まるんだよ」
何度子どもに言い聞かせても、幼い年齢であるほど次の瞬間にはすっかり忘れて走り出して行きますよね。

けれど、子ども自身の命を守るために、基本的な交通ルールや外を歩く際の注意点を教えない訳にはいきません。
では、いつ頃から具体的に交通ルールを教えていけば良いでしょうか?

ここでは、我が家で実践している方法をシェアさせて頂きたいと思います。

先ずは信号機の色から

我が家では、「色の理解が始まってき出したタイミングが交通ルールを教える始め時」と考え実践しています。
子どもが、赤、青、黄など数個の色を理解し始めると、先ずは信号機の色の意味を教え始める良いタイミングではないでしょうか。

娘の場合は1歳半頃に外歩きデビューをし、その頃には色の理解があったため、「赤は止まれ、青は進め」と信号を見かける度に呪文の様に唱えていました。

丁度、その頃はパトカーやごみ収集車が大好きで、赤信号でも関係無く、見かけると車道に飛び出し追いかける始末。
実際に娘の身体を制しながら「赤は止まれ。赤はブーブーさん(車)が通る番だからね。」
手を繋ぎ一緒に左右を確認してから「青は進め。青はママや〇〇ちゃんが通っても良い合図だからね。右見て、左見て、車さんがいなかったら通るよ。」
と、色の理由も説明しながら毎回体験を通して教えました。

大切なのは、ちゃんと「理由」も伝える事

ここで大切なのは、実体験と共に、なぜそうしなければならないのか?という理由もしっかり伝える事。
「まだ小さいから理由は分からないだろう」と説明しないのではなく、繰り返し伝え続けると、子どもは段々と理解していきます。

交通ルールを守る=自分の命を守るため。

ただ単に教えられたルールを表面上守るだけでなく、その理由をしっかりと理解する事により、子どもがもう少し大きくなった時に、危険を防ぐための行動を自主的に取る事が出来るのではないでしょうか。

娘も、始めは私が毎回言う「赤は止まれ、青は進め」を真似して言うだけで、直ぐに車道に飛び出そうとしていましたが、2歳の今では「赤は危ない、車が来るから!」と私の腕をひっぱり横断歩道の前で止まらせようとします。
時間は掛かっても、子どもはちゃんと理解しているのだなと思います。

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基本的なルールを理解し習慣化してきたら

我が家では、安全の基本的な注意事項を理解し出してきたら、次のステップとして下のような問いかけをしながら、一緒に危険がないか考えています。

・「信号は青でも、車がいないか必ず周りを見て確認してね。時々、止まるのを忘れたり、〇〇ちゃんの姿が見えなくて止まらない車がいるからね。どう、いる?」

・「信号が赤の時に待つ時は、横断歩道から少し離れた所で待つんだよ。大きな車さんが来たり、荷物を積んでるトラックが通った時に、もしかして当たっちゃうかも知れないよ。今は安全なところに立ててる?」

・「ボール遊びに夢中になって道路に飛び出してしまわない様に、ボール遊びは公園のどこですればいい?真ん中で遊ぼうね。端っこで遊ぶと直ぐにボールが飛び出しちゃうよ。」

残念ながら、交通ルールを守っていても不慮の事故に巻き込まれる事はあります。
子どもに問いかける時に気を付けているのは、最初に教えたルールから更に発展させ、「ルールを守っていたら絶対的に安全だという事では無い。ルールを守った上で更に自分自身でも注意する事がある。」という事を少しでも伝えること。
将来的に子ども自身が自分で考える事が出来る様に、今から手助け出来ればと思います。

危険を予測し回避出来る様になるために

子どもが成長し、外を一人で歩くようになった時。
その時が、幼少期に身に付いた交通ルールや危険を予測し防ぐための行動を考える力が本当に試される時です。
少しでも危険から身を守れる様に、今から子どもと一緒に考え、行動していきたいですね。

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