【不妊治療の助成金 1】不妊治療ってどれくらいかかるの?

もしかして不妊かも...と思いながらも
高額な印象だったり、どんなことをするのかわからない不安などで
未だに不妊治療を行うことができないでいる方も少なくないと思います。

ここでは、
不妊治療ってどんなものがあるのか?
高額な費用がかかるけれど、どれくらいかかるものなの?
そして気になる不妊治療の助成金について、2回に分けてお話ししていきます。

これって不妊?治療を始めた方がいいのかな...

自然と赤ちゃんができると何の疑いもなく思っていたのに
妊娠ってなかなか大変だった!?と気づく人も少なくないはず。
他人事と思っていた「不妊」なのかもしれない...
また、1人目の時は困らなかったのに
2人目だとなかなか妊娠できない「2人目不妊」という場合もあるのです。

不妊とは「1年以内に妊娠しない状態」であると
日本産婦人科学科とWHOが定めています。

赤ちゃんを望んでから1年経っても妊娠しない時は
不妊治療の選択についてぜひ2人で話し合ってみてください。

不妊治療ってどんなことするの?

不妊治療といえば高額な治療であると漠然としたイメージがあると思います。
だからこそなかなか不妊治療に切り替えることができないのも
一つの要因なのではないでしょうか?

不妊治療は、不妊に対する検査を行い
タイミング法など自然妊娠できるようなサポートを先生に受けながら治療を進めていきます。
それでも妊娠が難しい場合に、一般的にイメージするような
体外受精や顕微授精を行うことが多いとされています。

まずは不妊検査


ホルモンの分泌よって様々な状態がわかることが多いこともあり
不妊検査は女性の月経周期に合わせて行われることが多いとされています。
また、検査も女性が受けるイメージが強いですが男性が受ける検査ももちろんあります。

  女性が受ける検査        
血液検査
生理のタイミングで採血検査を行うことでと黄体ホルモンや卵胞ホルモンなどを検査して
卵巣機能の状態や排卵障害についてなどを調べます。

子宮卵管造影
子宮内の状態や卵管がちゃんと通っているかどうかなどを調べる検査です。

エコー検査(超音波検査)
卵胞の大きさを見たり、排卵しているかどうかや排卵のタイミング、
子宮内膜が着床しやすい状態かどうかをみることができます。

フーナーテスト(性交後検査)
排卵のタイミングに合わせて夫婦生活をし、子宮頸管粘液に精子がいるかどうかを確認します。

  男性が受ける検査        
精液検査
精液中の精子の数や状態を確認します。

染色体検査
血液の中にあるリンパ球を検査して、染色体異常を確認します。
妊娠の可能性と、体外受精や顕微授精などの治療への情報を得ることができます。

遺伝子検査
採血を行い、染色体に存在する精子形成に関係のある遺伝子を調べます。
染色体検査では確認できなかった情報を得られることもあります。

一般不妊治療

一般不妊治療では、不妊検査等の情報を元に妊娠に向けての治療を実際に行っていきます。
自然妊娠できることを目標とし、通院して妊娠に向けて治療を進めます。

タイミング法(待機療法)
基礎体温をはじめ、血液検査やエコー検査などの情報を元に排卵日を予測して
「妊娠しやすいタイミング」の指示を受けて妊娠に望む方法です。
最も自然な妊娠に近く、一般不妊治療を始めたらまずはじめに行うことが多いようです。
場合によっては排卵誘発剤を使って排卵を促すことがあります。
半年ほど治療を行っても妊娠できない、女性の年齢が35歳以上の場合は
人工授精の治療へと進むことがあるとされています。

費用は数千円のことが多く、保険適用されます。

人工授精
タイミング法は精液が子宮入り口の手前まで入りますが
人工授精は子宮の内部まで精子を直接届ける方法なので、より妊娠の可能性が期待できます。
タイミング法と比べても精液を届ける方法が異なるくらいで、自然妊娠に近いとされています。

人工授精は保険適用がとされ、費用も1回1〜3万円となります。

高額な特定不妊治療


一般不妊治療を続けていたけれどなかなか妊娠できない場合や
妊娠しにくい状態の場合に行われる治療で、妊娠の可能性が高まりますが費用も高額になります。

体外受精
卵子を摘出しシャーレの中で精子と受精させて、
胚盤胞という受精から5〜6日ほどの段階まで成長させてから子宮へ戻し着床を促す方法です。

保険が適用されず、1回20〜60万円と費用も高額になります。

顕微授精
なるべく状態の良い精子を選び、顕微鏡で細い針を使って卵子に直接精子を注入し
受精させる方法で、不妊治療としてはじめにイメージする治療かもしれません。

体外受精と同様、保険が適用されず1回20〜60万円と費用が高額です。

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不妊治療の助成金って?


不妊治療と一言で言っても、治療内容や費用が様々あることがわかりましたが、
不妊検査はさらに種類があり、
また内容や年齢等にもよりますが、不妊治療にはだいたい2年半ほどの期間が必要だそうです。

そこで心配になるのが「いったいいくらかかってしまうのだろうか?」ということ。

実は不妊治療には助成金がもらえる制度がありますが
この助成金を申請するには年齢制限があるのです。
不妊治療に悩んでいる方にはぜひ知ってもらいたい、助成金についてお話ししたいと思います。

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