病院は親子共々へとへとです

お兄ちゃんはとても怖がり

我が家には小学6年生と2年生の男の子がいます。

お兄ちゃんはとにかく怖がり。いまだに暗いところが苦手で、1人で2階に上がって行くのも嫌がります。幼稚園のお泊まり保育の肝試しでも、大泣きをしていたそうです。

今では我慢も出来るようになり、1人別の部屋で寝られるようにもなりました。あの頃のお兄ちゃんからは想像もつかないほどの成長に、当時の私にお疲れ様、もう少しだけ頑張って、と伝えてあげたいです。

耳鼻科VSお兄ちゃん

耳鼻科が好きな子どもはなかなかいないですよね。診察室から小さな子どもが泣いている声をよく聞きます。もちろんうちのお兄ちゃんも大嫌いでした。

1歳の時、夜に突然耳を押さえて泣き出したことがあり、急いで病院へ行くと中耳炎でした。その時は無我夢中で診察を受けたので、嫌がっているのも当たり前と思っていました。

普段は体調を崩すと小児科へ行きます。小児科では嫌がることもなくお腹を出したり背中を出したりニコニコおとなしくしていました。

ところが、その日は小児科がお休みでした。体調も悪く、かなり鼻水も出ているので耳鼻科に連れていきました。
待合室ではニコニコなお兄ちゃんでしたが、診察室に入り診察が始まります。元々、耳を触られるのが大嫌いなお兄ちゃんは、耳の診察が始まるととても激しく暴れだしたのです。

その耳鼻科では親が一緒に座って足と手を押さえるのですが、押さえきれないほど暴れるお兄ちゃん…。看護師さんにもお手伝い頂き、診察を終えました。

その後のお兄ちゃんの顔を確認してみると、力一杯泣き叫びすぎて目の回りに内出血が起きていました。

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予防接種VSお兄ちゃん

耳鼻科で内出血が起きるほどのお兄ちゃん。予防接種を受けるのも一苦労です。

幼稚園の頃は怖がるのもわかるかな?と思っていました。
だんだん恥ずかしくて強がることや、我慢を覚える小学生になっても相変わらずの嫌がりようです。
それでも避けられないのが予防接種。意を決して病院へ向かいました。

待合室までは順調なお兄ちゃんでしたがいざ診察室へ…。注射器を見たとたん激しい拒絶を始めます。年配の看護師さんからもお兄ちゃんなのに~、恥ずかし~と言われる始末…。

確かにそうなんです。私もその時は何でこんなに暴れるの?と思っていたのです。ですが、お兄ちゃんからするとそれはそれは、物凄く恐怖なのです。

なので、無事ではなくても予防接種を終えたお兄ちゃんの頑張りを、もう少し頑張れないの?と言いながらも、お疲れ様と労いながら帰宅しました。

そんなお兄ちゃんだって成長するのです!

あんなに怖がりだったお兄ちゃんが、6年生の1学期にアレルギーの検査をしました。今までは血液検査なんて聞いただけで嫌がっていたお兄ちゃんでしたが、花粉症の他にも何かアレルギーがあるかもしれないから中学校を前に調べてみようということになりました。

さすがに泣き叫ぶことはありませんが、ビクビクしていたお兄ちゃんに他のことに集中したら大丈夫かもよ?とアドバイスをしました。私は待合室で待機となったのですが処置室では思いの外笑い声が…。
呼ばれて行ってみると、看護師さんに、腕をつねっててくださいと頼み、その間に血液を採取してもらっていたのです。

あんなに泣き叫んでいた頃からは考えもできないほどの成長でした。変わらない子どもはいないとわかっていても、大変なときはそんなこと信じられないほど、大変でした。
だんだん力が強くなり、押さえ込むのに私の力では大変になると予防接種も本当に憂鬱でした。

笑顔で我慢ができるようになるまで、時間はかかってしまいましたが、怖がりなお兄ちゃんでも大丈夫と思える日が来たことに嬉しくもあり、心から安心もしました。

まだまだ怖がりなお兄ちゃんですが、ゆっくり成長を見守っていきたいと思います。

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