子どもの後追いに悩む人へ

赤ちゃんが生まれて半年を過ぎると、少しずつママを認識しはじめることで、「後追い」が始まります。
どこへ行くにもついて来てしまい、少しでも離れると泣いてしまう赤ちゃんもいます。

そんな赤ちゃんにイライラしてしまうこと、してしまったことはありませんか?または、後追いしないで心配をしたことはありませんか?

私はどちらも経験しました。
後追いがひどかった長女と、後追いがない次女でどのような心配事があるか、私の体験談を通してみなさんにお話ししたいと思います。

後追いとは

後追いは、ママやパパといった長い時間ふれあうことで愛着や信頼感が芽生え、特別な存在だと認識できるようになることをきっかけに始まります。少しでも視界からいなくなると大きな不安を感じ、泣き出したり探し回ったりするのです。
後追いは、保護者のかたと他の人を区別できるようになった成長の証でもあるのです。

○後追いの時期
赤ちゃんの後追いが始まる時期には個人差があります。早い子だと生後7~8カ月頃からみられ、生後9~11カ月頃にピークを迎えることが一般的です。そして、1歳半頃までには落ち着くことが多いようです。

後追いが始まる時期には、赤ちゃんは泣いて自己主張することが増え、人見知りや場所見知りなどもします。

長女の場合7カ月ごろから後追いがまりました。そのころから、児童館などで悪いことをしてやめさせようとすると大泣きするのが目立ってきたように思えます。

長女が1歳半で次女を妊娠し、私がつわりがひどくてなかなか動けなくなってようやくパパを認識するようになりましたが、2歳すぎるまで後追いがひどかったです。

後追いをする子(長女の体験談から)

○後追いされて困ったこと

●トイレにも行かせてくれない。
トイレぐらいゆっくしたいと誰もが思うものです。特に大は…。しかし、長女ははトイレの時でもママの顔が見えなくなると泣いてしまいます。

トイレをするのに大であろうが、小であろうが関係なくドアを開けてトイレをしなければいけない、ドアを開けているため旦那にトイレをするところを見られるなどストレスになりました。

●家事が思うようにできない。
食事の準備や、食器を洗うために少しキッチンに行く、洗濯をしようと洗面所に行く、掃除機をするなど、家事をするためにはほんの短時間で部屋から部屋まで移動をしなければいけません。家事をするために1部屋にいるのは短時間なので移動のたびに赤ちゃんを連れて行くのはしんどいように思えます。しかし、長女は、ママが少しでも視界から消えると大泣きしまので長女の泣き声に気が散ってしまい私は思うように家事ができませんでした。

●後追いしない子どもがしっかりしているように見えたこと。近所に、長女を同じ年ごろの女の子がいました。その子の母は働いて、2歳上に姉がいました。生後6カ月ぐらいでその子は保育園(あかちゃんホーム)に入園しました。

そのためか、後追いする時期になっても、ママがいない時も泣かない、戻ってくるまでおとなしく遊んでいました。

ママが戻ってくるまで泣かないでおとなしく遊んで待っていられるその子は、ママを困らせないしっかりした子どもであると思い、長女が後追いをすることに焦りを感じていました。

●ママでないと駄目
旦那の仕事は飲食業で勤務は不規則なので、他の家庭とくらべ旦那が長女とふれあう時間を少なかったです。同じお部屋の中に旦那がいるのに、長女は私がトイレや家事で部屋をいなくなるだけで大泣きされました。

次女を妊娠してつわりで私がなかなか動けなくなってようやく、パパと遊ぶようになりました。

以前書かせていただいたコラム
『2時間45分の高速出産~妊娠中のトラブルと上の子どもとの母子離れとの戦い~』では、長女がママ以外の人でも泣かなくなったエピソードが書いています。

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後追いを対策と後追い卒業までのステップ

●子どもを抱っこやおんぶをしながら家事をする。

どうしてもやりたい事がある場合などは、抱っこやおんぶをしながら作業しました。おんぶだと両手も楽に使えるので大抵の家事はこなせますし、私と触れ合っていることにより長女も安心しました。

●少しの時間なら泣かせる。
常に赤ちゃんを抱っこやおんぶではママは、体は限界です。となりの部屋に置いているものを取りに行くたびに抱っこでは面倒に感じるのではないでしょうか。少しの時間なら長女に我慢してもらいました。

●こまめに声をかける
「ママはとなりの部屋にるよ」などこまめに声をかけ子どもに安心感をあたえました。

●一時保育やリフレッシュステイを利用する。
ママはいつでもニコニコしていて、元気でいるとは限りません。時には体調が悪くて病院に行かなければならない、1人になりたい時もあります。

そんな時、保育園の一次保育や児童養護施設などのリフレッシュステイを利用しました。

●幼児教室を利用する。
一時保育やリフレッシュステイは満員のことが多い、希望の日に預かってくれないことが多く、思い通りにリフレッシュができなかったので、1週間に2度近所の幼児教室に預けました。

ママは少しの間いなくなるけどきちんと戻ってくるんだよと長女に認識させる目的がありました。

長女が通っていた幼児教室のプログラムとスケジュールはこちらで。
イヤイヤ期を有意義に。モンテッソーリ教育との出会い。

 

後追いをしない子(次女の体験談から)

後追いをしない赤ちゃんもいますが、生まれ持った性格的な要素が多いです。

○後追いをしない赤ちゃんの性格
後追いをしない赤ちゃんの性格上の理由は下記の通りです。
1.遊びに夢中になってママがいない事に気づかない、夢中になりやすいタイプ。
2.不安に思うけど、性格など自己表現が薄い、おとなしい赤ちゃんのタイプ。
3.不安に思うまで時間がかかる、マイペースタイプ。

次女は、1番と3番に当てはまります。

発達に関しては、言語の理解が良いか?、身ぶり手ぶりなどのジェスチャーをするか?、言語をしっかりと話すか?など、言語と社会性に注意してください。

○発達に問題がなくても心配になること
●勝手に知らない人についていくこと。

特に次女は、誰にでもニコニコする子、初対面でもべらべら話す子どもです。だから、知らない人が「いいものあげるからついておいでと」言われたらついていってしまう可能性があります。

●マイペースすぎること

次女は6歳になった今でもマイペース。みなさんにあわせることが苦手です。周りが急いでいるのに、私はゆっくりいきますタイプです。赤ちゃんの時も、他の赤ちゃんはママがいなくなると大泣きしているのに、次女は私がいなくてもマイペースで遊ぶ子でした。

後追いに時期はゆっくりトイレができる、家事が思うようにできて楽でしたが、幼稚園に入園してあまりにもマイペースすぎる次女にあぜんとさせられたことが何度もありました。

○子どもに伝えておくこと。
●知らない人には絶対ついていかないこと

知らない人に勝手についていくとどうなるか最悪事態を想定して子どもに教えておきましょう。

NHKの『子ども安全リアル』という番組で、知らない人に勝手についていくとどうなるか分かりやすく紹介しています。

実際にあった連れ去り未遂の事件の例を織り交ぜて、再構成されたフィクションドラマです。あやしい人、危険な場所、防止するための練習を紹介しています。しかし、小学校4年生から6年生向きに作せいされた番組で幼児や小学校低学年の子どもには刺激が強すぎるかもしれません。

連れ去り

●周りをよく見て行動すること
子どもの正確によるかもしれませんが、次女の場合は周りをよく見て行動することを教えておいた方がよいと思います。学校では集団行動が必要になってきます。自分勝手な行動が周りの人にどのように迷惑かけるか教えています。

後追いをする、しないで悩みは人それぞれ

後追いするしないで悩みは人それぞれです。後追いをするお子さまに対してイライラしてしまう自分を責めないでください。後追いされいる間は、大変かもしれませんがいずれは終わりがきます。長女はママいがい駄目で後追いがひどい子どもでしたが幼稚園に入園するころ(3歳1カ月のころ)にはほとんど後追いをしなくなりました。

また、後追いしないことで心配になってしまうママもいるかもしれません。赤ちゃんが、まわりの赤ちゃんと違う行動が見られた場合に、不安になってしまうのは当然です。日頃赤ちゃんとコミュニケーションをするなかで、しっかりと親子の関係が築けているようなら、ネガティブに捉えず、赤ちゃんの個性だと思って見守りましょう。

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