のりもの好きにオススメのシリーズ絵本

特に男の子のママさん、お子さんが工事現場やバスのロータリーなどでじっと車を見つめて動かないという経験、ありませんか。

本日は、そんなのりもの大好きっ子と、そのママさんにオススメの絵本を紹介したいと思います。

『ピン・ポン・バス』『うみへいく ピン・ポン・バス』

作:竹下文子、絵:鈴木まもる
出版社:偕成社

バスに乗ると大人も楽しい「ピンポン」。作中に繰り返し「ピンポン」が出てくる楽しい絵本です。
『ピン・ポン・バス』では、色んなひとたちが色んな場所で乗り降りする様子が、『うみへいく ピン・ポン・バス』では、とある家族が駅前のバスターミナルから海へ行くまでの景色が描かれています。
バスで出会った見ず知らずのひとたちとのほのぼのとした短いひと時が、やさしいタッチで表現されています。

私の息子は1歳過ぎのころ、バスが道路を走っているのを見るのは大好きでしたが、実際に乗ると揺れるからなのかガタガタ音がするからなのかグズグズしていましたが、この絵本を読んでからは、「ピンポン」が絵本と実体験とリンクしたようで、バスに乗ること、そして「ピンポン」することが大好きになりました。

『ざっくん!ショベルカー』『みんなで!どうろこうじ』

作:竹下文子、絵:鈴木まもる
出版社:偕成社

工事現場ではたらく車の中でも、ショベルカーは人気ナンバーワンではないでしょうか。そんなショベルカーの仕事を取り上げた『ざっくん!ショベルカー』。私も知らなかったのですが、ショベルカーの仕事は穴を掘るだけではありません。穴を掘るバケットの部分を取り換えて、本当に様々な仕事をするのです。大人でも「へぇ~」と思わず言ってしまう絵本です。

『みんなで!どうろこうじ』では、ショベルカーやその他のはたらく車が次々と登場し、道路の舗装工事の様子を「定点観測」している絵本です。ほんの数メートルの部分的な道路工事でも、本当にたくさんの作業車や人手が必要なことがわかります。工事現場付近のお店や通行人、行き交う車などにも、時間の変化とともにぜひ注目してほしい絵本です。

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そのほかにも…

この記事で紹介している絵本はすべて、竹下文子さんと鈴木まもるさんのお二人が作られている絵本になります。
ここで紹介しているもの以外にもたくさん出版されていて、これらのシリーズでは、ある絵本に登場した車や人物などが、別の絵本の中にも描かれているのです。
たとえば、『ざっくん!ショベルカー』に登場するショベルカーが『みんなで!どうろこうじ』の工事現場に現れたり、『がんばれ!パトカー』でおまわりさんに道を尋ねていた外国人が『おはよう!しゅうしゅうしゃ』で歩道をあるいていたり。オレンジ色の『ピン・ポン・バス』は、シリーズ本ほぼすべての中の道路をはしっています。

「絵探し」としても、本当に面白いです。

今回ご紹介したシリーズは、文章量だけをみると、読み聞かせるのは3歳頃からが適齢かと思われるのですが、眺めるだけでも本当に楽しいシリーズですし、乗り物が大好きであれば、私の息子のように1歳でも気に入ってくれるかもしれません。

図書館に行けばほぼ間違いなく所蔵していると思いますし、この記事でご紹介したもの以外にも出版されていますので、ぜひいちどお手に取ってお気に入りの一冊を見つけてください。本当にオススメです!

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